2014/04/12

経験 と 知識

液体窒素を手にかけた


いや、能動的にかけたわけではなく、事故でかかってしまった。



LGC (液化ガス用の高圧容器)からデュワー瓶に採るときに、内容量を確認しようと軽く振ったら、噴出。


口の真上が取っ手。


噴き出した液体窒素は、取っ手を掴む右手めがけて勢い良く飛んでくるんですよ。


更に悪いことに、今日に限って革手袋じゃなく、軍手。



液体窒素を扱う時は革手袋。

若しくは素手。


これ常識。

だと思ってたんですが。


綿の軍手に極低温の液をかぶると皮膚にくっついて、慌てて軍手を脱ぐと皮膚がベローん!

っとなる。   

と、冷凍機械責任者の講習で聞いてたので、革手袋だろjk。

と、思ってたんですが。




新しい豚クレグローブが、やたらと白い粉が手に着くので、今日は軍手にしてしまった。


と言うよりは、


いつもやってるから大丈夫だろう

と、思ってしまったらこの始末。


いざ液体窒素が噴き出して軍手にかかって、冷たくて痛くて、


「…あー、軍手に液体窒素は脱いだら皮膚ベローん。なんだよなー。」


と思いながら、反対の手を軍手の上に添えて温めてみたりしたけれど。

さっさと軍手外してしまえばよかった。


第二度凍傷!


別に大したことではないけれど、

赤くなって水疱が出来るくらい。
あと、ちょっと痛い程度。


あ、労災。  ヤダっ、ハジメテ。


病院行ったけど。

ゲンタシン塗っときゃいいらしい。


3日くらい薬塗ってたけど、痛みもなくなったのでほっといた。


一週間後に経過観察してもらったら、もう大丈夫。治療終了。


あとは壊死した皮膚表面がカサブタのようにぺりぺり剥がれるのを待つだけ。


ただ、熱傷・凍傷の跡は紫外線に当たると変色して跡が残るから、この夏は患部に日焼け止めでも塗っておけ。と言われますた。



日々慣れたことでも、決められたルールの遵守や安全対策は怠らないようにしましょうね。


いろいろ面倒くさいから!

結局のところ、

危ない、という知識があっても、

経験を伴わなければ、ただの頭でっかちだし。

経験だけして、知識として貯えず、同じ事繰り返すのはただのバカだ。

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