2014/11/14

竹のビリンバウ。

カポエイラを始めて3ヶ月くらいの頃、ビリンバウが欲しいなー。と思ったのです。
買えばいいんですが、そんなに潤沢なお小遣いがあるわけでもなく、

買うお金がないなら作っちゃえばいいじゃない

ってなノリで作ってみました。






ビリンバウの弾き方をネットで調べてたところ、カポエイラショップビリンバウさんのHP

「竹のビリンバウ」

なるものを見つけまして、これなら作れる。と思いました。

ついでに、
how to make berimbau bamboo
みたいなキーワードでも検索(日本ではまだカポエイラそのものがメジャーでなく、ビリンバウを自作してる人などもっと少ないようで、日本語キーワードではあまりヒットしなかったため)。

YouTubeに竹のビリンバウを作った人の動画があったので、それも参考に。


材料

・竹竿(太さ3cmくらい、長さ身長くらい)
・適当な材木(ケツに差してアラーミを引っ掛けるところ)
・皮革(厚みのあるもの。サドルレザーの切れ端など)
・ピアノ線(φ0.9mm)
・紐(個人的には綿のブレード編み、4mmくらいが好き)



とりあえず、仕事帰りにホームセンターに行きまして、竹竿を物色。
ありましたよ。
4センチくらいの太さで約2mの竹。
しかも軽く塗装してある黒っぽいの。

お値段たしか190円くらい!

早速購入し、電車の中、好奇の目で見られつつ帰宅。

こっから作業の開始です。

まず、適当な長さに切ります。
目安は150センチくらい。

木ならどこで切っても断面は詰まっているので問題ないのですが、竹は中が空洞です。

節の部分の真ん中より気持ち少し上くらいで切り落とします。

この節の断面に合わせて革を切り取ります。


断面に沿って印を付けてから切り取る。

次に、この竹竿を曲げてみます。
向きを変えながら、曲がりやすい方向をさがします

曲がりやすい向きが決まったら、下端を斜めに切ります。

切る位置は、節の下10cmくらいあると作業がしやすいです。
長さの都合で節に被るような場合は、節を打ち抜いておきましょう。



斜めの先端が外側になります。

適当な材木(長さ10cmもあればいいかな)を、下端の穴の内径に合わせて削り、差し込みます。

ぴったりに削れていればカッチリ嵌って動かないですが、削りすぎるとユルユルなので、ボンドなどで固定します。


3cmくらい出るように。


差し込んだ部分にアラーミを掛けますが、張るときに地面に押し付けたり、張力に負けたりして割れることがあるので、念のためタコ糸かなんかをきつめに巻きつけて補強しときます。


結び目は瞬間接着剤で固定しております。

下の加工が終わったら、先に切り取った革を取り付けます。


断面に釘などで固定しますが、竹なので釘を打てる面積は外周のみで小さく、下手すると容易に割れます。

今回は釘がないので、アラーミに使用するピアノ線をコの字に加工したステープルを使います。

なので、あらかじめ下穴を空けておきます。
使うのはピンバイス。刃は0.9mm。
ピアノ線の太さと同じです。


穴はまっすぐ空けましょう。






先に革にこのステープルを突き刺して、断面に当てがって位置決めをします。

目印をつけて、ピンバイスで真っ直ぐに穴を空けたら、晴れて革を打ち付けます。

金槌で優しく叩いてしっかりと固定します。


これでヴェルガの完成です。


続いて、アラーミを作ります。

本来なら、車のタイヤから抜き取ったワイヤーを使いますが、
廃タイヤなんて身近にないので、手っ取り早くピアノ線を使います。




まぁ、こんな風に巻くよ。

輪っかを作って巻き巻きして、
ヴェルガのケツに引っ掛けます。
革を貼ったほうに持ってきて、長さを決めて反対側も輪っかを作って巻き巻きします。

長さを決めて。
両端に輪っかを作る。

上側は紐を通すところなので、あまり大きくなくて大丈夫。
どうせ引っ張ると締まっちゃうし。

これに30cmくらいの紐を結び付けて完成です。


あとは適当なカバッサを当てて、相性の良いものを見つけましょう。


ドブラォンはワッシャーですけど何か?

0 件のコメント:

コメントを投稿